PSVitaTVレビュー
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GOD EATER 2 レビュー
2013年11月14日に発売されたゴッドイーター2とPSVitaTV。
今回は「【PSVitaTVの底力と将来性】と【ゴッドイーター2のレビュー】。
というシンポジウムでも始めるような勢いの2本立てでお送りします。
このブログのもう一人の筆者であるロジオン氏のレビューはこちら。合わせてお読みください。
http://huteikigame.blogspot.jp/2013/11/ps-vitagod-eater-2.html
更にVitaTVのフォトレポートはこちら。今回は外装写真少なめの記事となっています。
http://huteikigame.blogspot.jp/2013/11/psvitatv.html
【PSVitaTV の底力と将来性】
発表当時は凄さがイマイチわかりませんでしたが、実際手にしてみると嬉しい機械。
周りくどいことは無しで箇条書きにして一つ一つ掘り下げていこうと思います。
1.大画面でVitaタイトルがプレイできる。
2.デュアルショック3に対応
3.安い
4.有線接続が可能
5.小さい
6.妄想が膨らむ
7.問題点
1.大画面でVitaタイトルがプレイできる
言わずもがなTV最大の強み。
自宅にあるモニター、テレビの画面に依存するものの、本来のVitaの画面よりははるかに大きいことは間違いありません。
これが今までのゲームの迫力を強くさせます。
大画面になったからと言って動作がカクついたりすることはありません。
ただ画面にジャギが見えることはあります。
今回の場合ゴッドイーター2では、フィールドやアラガミのジャギは目立つものの、動作は快適。
カクつきなどは認められませんでした。
ホワイトアルバム2幸せの向こう側やシュタインズゲートシリーズといったアドベンチャーゲームは対応タイトルが多め(アップデートで対応のものもあります)
アドベンチャーゲームなどはPS3版と遜色なし。大画面でゆったりとプレイできますし、自慢の嫁を大画面で映してあげることができます。
その他、キルゾーンなど迫力のあるタイトルが対応予定です。今後の動向をチェックしましょう。
PSVita対応タイトル全般はこちら
TV対応Vitaタイトルはこちら
TV対応PS1タイトルはこちら
TV対応PCエンジンタイトルはこちら
(いずれもSCEの公式サイトへジャンプします)
2.デュアルショック3に対応
だからどうしたの?Vitaも2つスティックあるジャン。と言う方もいるかもしれません。
しかしデュアルショック3の操作性に勝るものはありません。
スティックの倒し具合による操作性の向上は間違いありません。
現に私は「地球防衛軍3ポータブル」をデュアルショックでやりたいと思い続けていました。
プレイしてみるやはり視点移動やエイム(照準)のやりやすさは最高です。
3.安い
日本人にとって最大の魅力ではないでしょうか。
(ワタシ的にはこのハードには値段以上の価値があると確信しています)
本体のみなら1万円を切る安さ。
PS3をお持ちの方ならデュアルショックを新調する必要もありませんから、本体単体とメモリーカードで遊べます。
更にデュアルショックやメモリーカード8GBの同梱されたバリューパックも1万5千円を切っています。
本来のVitaの価格を考えると、これは破格と言っても過言ではありません。
4.有線接続が可能
もちろん無線でも可能です。
しかし今の時代様々な電波が飛び交い、その安定性は低くなっている家庭が多いでしょう。
私もその一つです。
しかしTVならLANケーブルをつなぐことにより、その安定性は確実なものになります。
5.小さい
これはまだその有用性がわからないでしょう。
しかしPS4が発売され、リモートプレイをする時、その実力が発揮されるのです。
6.妄想が膨らむ
TVちゃんになにかいかがわしいことをしてもらおうとかいうわけではありません。
PS4発売後の話です。
TVはPS4のリモートプレイにも対応しています。
「リビングで親父が野球を見始めた、ゲームできない:-(」
そんなときに自分の部屋のPSVitaTVとPS4をペアリングさせ、PS4をわざわざ運ぶことなくPS4のゲームを遊ぶことができます。
そしてこれは憶測ですが、PSVTVはもちろんタッチ操作はできません。
しかしPS4のコントローラー「デュアルショック4」にはタッチパッドがついています。
これを使ってタッチ操作が可能になるのではないでしょうか。
なんにせよ、TVの将来が楽しみです。
*補足
タッチ操作の擬似使用は可能です(画像参照)
ハッキリ言って使いにくいですが。
7.問題点
完全無欠のピーエスビータと言いたいのも山々ですが、問題点はあります。
しかしそれは1つだけ。
それはTV特有のページ「トピックス」が存在し、そして消せないこと。
特集やキャンペーンなどを表示するトピックスが存在します(画像参照)
これは消すことができず、とても煩わしいのです。
新しくゲームを起動してもトピックスは必ずホームの右横に登場します。
アップデートで改善して欲しいところ。
総評
問題点の少ないハード。
強いて言うならUIがVita用なので若干不自然というだけ。(しょうがない)
SCEが働きかけてくれたのか、アクションゲームやタッチ必須タイトルも対応予定だったりしています。
良質なVitaタイトルを、デュアルショック3で快適に、大画面でリーズナブルにプレイできる。
非常に魅力的です。
更に過去のアーカイブタイトルやPSPタイトルもデュアルショック3でプレイ可能。
アクションゲームなどでは、L2R2がなくて苦戦したタイトルも多くありました。
それを快適に遊ぶことができるのです。
PSハード中で一番小さくとも、最高の完成度で世に出てきたハードと言えるでしょう。
【ゴッドイーター2レビュー】
前振りの長いオープニングをするよりも「こんばんわー!」
と言って本題に入るラジオのほうが私は好きなんです。
前振り無しで本題に入ります
そもそもゴッドイーターに何を期待していたか。
というと、爽快感のあるアクションと、魅力的なキャラクターの織りなすストーリー。
この2つがしっかりしてればいいかな、という感じでGE2はプレイしていました。
まず実際にプレイして見ると、グラフィックが結構気になる。
というのは、ステージのオブジェクトの配置や極東支部のモデルの使い回しなど、ハッキリ行って「手抜きな部分」がよく見えてしまう。
これはVitaTVでプレイした時に限りません。
(グラフィックに関して重視しない筆者岡野が気になるレベル)
元々PSP用に作っていたのだろうから、グラフィック云々の話はひとまず忘れます。
(続編はVitaオンリーで出してくれるならVita用に作ったものが出ると信じています)
問題はストーリー
キャラクターが消えたまま帰ってこなかったり、謎を残している部分を見ると
「バースト作る気満々だね」と嫌味を垂れたくなります。
全体的な構成はいいけれど、もっと細かい部分を踏み込んで展開させて欲しかった。
そして今回の新要素であるキャラクターエピソード。
本編ではあまり活躍しないキャラクターもこっちでカバーしているのかと期待していました。
実際に全員分をプレイしていても、ただ一緒にミッションに行ったり素材渡したりキャラクターを強くするだけで、キャラクターの心情や関係などはおまけのように感じます。
せっかくだしもう一歩踏み込んだ深いストーリーが必要。
(アップデートで見られるようになりました)
そして新キャラクター自体に問題がある!
というのも、圧倒的にカッコイイキャラクター(特におっさん!)が足りない。
前作はオーラ出しまくりのシックザール支部長、いい感じに年齢を重ねてきたようなサカキ博士、
リーダーのテンプレのようなリンドウ、根っこからぶっ壊れているソーマ、可愛いだけのアリサ、
といった非常に魅力的なキャラクターが揃っていた。
今作はそれが圧倒的に足りない。
ラケル博士は(声優補正かけても)結局最後までふわふわと気色悪いだけ。支部長はただのエロオヤジ(想像です)
ギルはチョクチョクキレるだけのツンデレ(最初のキレる場面必要?)
格好いいけど心情表現が足りなくて理解されないジュリウス・ヴィスコンティ(名前の響きはいい)
正直新キャラで好きなキャラを聞かれても、すぐパッと思い浮かばない。
(嘘ですエリナが大好きです)
更にNPCとの共闘の話をしよう
前作と同様に仲間を連れて行くことができ、前作より戦略性もアップしている。
分散集合に加えて集中、攻撃、防御なども追加、前作よりはるかに分断が楽になった。
それはいいのだけど。
問題はNPCのアイテムが有限だということ。
アイテムが有限であることに異議はない。けれどそうするのなら、アイテムをこちらでカスタムできたし
アイテムの使い方を指示できたり、そいつだけ撤退させたりできる仕様にして欲しかった。
アイテムの切れた仲間はただの的。死んだら他の仲間が蘇生してまた倒れ、他の仲間が蘇生してまた倒れ・・・
と無限ループ。
更にキャラクターエピソードをクリアしないとガードすらしてくれないという馬鹿さ。
サポートアイテム(トラップやグレネード)の類の解除ならわかる。ガードだぞガード。
そんぐらいはじめからやってくれゴッドイーターだろ!!今までガード習わなかったのか!!おまえの上司はなにしてた!!連れて来い!
と声を大にして言いたい。
ただミッション中、ヒバリさんがナビゲーションしてくれるのは嬉しい。
伊藤かな恵ボイスでナビゲートしてくれるのが嬉しいっていうのを抜きにしても、
アラガミや仲間の状況をナビゲートという自然な形で伝えてくれるのはいい。
アクションについて
新武器二種はトリッキーで面白い。
扱いにくいといえばそうだが、早さに重点を置いて重みのあるアクションのできるチャージスピアは私のお気に入り。
ブラッドアーツは非常に惜しい。
ブラッドアーツの覚醒に関しては、はじめから1つ目は解除していて欲しかった。
1項目のブラッドアーツの本筋は変わらないから、触って使い分けるのに解除しなければならないのは使い分けの妨げになる。
更に発売前に300のブラッドアーツを用意しましたって・・・
そんな水増しいくらでもできちゃうじゃない・・・
結果的に実用性のあるものは多く見積もって30くらいしかないでしょ。
ブラッドアーツの種類がもっと欲しかった、というのもあるけれど、
ブラッドアーツを一つしか装備できない点も気に入らない
「何?全部装備できるようにしろって?w」
って言われそう。そうじゃない。
3つくらいカスタムできて、その組み合わせで新しいコンボができたりすると面白くなるだろう。
ただのユーザーの妄想になってきた。。。
エフェクトの追加で派手っぽくは見える点は爽快感が増している(処理落ちするけどね)
ブラッドアーツという要素自体は非常にいいものだと思う(使い方がド下手なだけで)
総合的に見て、いろいろと惜しい一本。
これが意図された惜しいだとしたらすごい策士。
ここまで「続編に期待」と言わせる作品はないと思う。(いい意味でも悪い意味でも)
前作より進化はしている(不安定ではあるけど)
延期などのゴタゴタがゲームにまで出てしまったなという印象。
ここまで書いていてなんですが、アクション面でもストーリー面でもオススメできない作品ではないので、是非プレイしてみてください。
バーストの記事でまたお会いましょう。
<製品情報>
GOD EATER 2
ゴッドイーター2
Vita版/PSP版 5980円 (ダウンロード版パッケージ版)
更にソフト・オリジナルデザインの新型Vita・クロス・ストラップを同梱した
「フェンリルエディション」も数量限定で発売中
(数量限定であるものの、大手量販店などでもまだ見かけることが多いです 2013年12月現在)
アドホックモード対応(インフラストラクチャーモード対応予定)
PSVitaTV対応
PSVitaTV
公式サイト
PlayStation Vita TV
9480円(税抜き)
発売中
(本体・HDMIケーブル・ACアダプタ・電源コードを同梱)
(遊ぶのはデュアルショック3が必要です)
PlayStation Vita TV
14280円(税抜き)
発売中
(上記通常の同梱物以外に
デュアルショック3(ホワイト)・16GBメモリーカード・UBSケーブル
が同梱されてます)
こちらの記事での執筆編集は岡野朔太郎が行なっています
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